わすれないおせちわすれないおせち

今年の年末は楽しくおせちの準備をしながら、
家族で認知症にそなえてみませんか?
新しいメニューにチャレンジしたり、
マルチタスクをこなしたり、
食材の組み合わせや調理の段取りを計画したり、
家族の懐かしい味を思い出したり。

新しい年を迎えるにあたって、脳を刺激し、記憶力を活性化する料理のレシピを、認知症の予防と共生を目指すエーザイが考えてみました。来年の日々の料理にも、ぜひお役立てください。

ながらぶり照り

材料 ぶり照り 3切れ分
ぶり … 3切れ
塩 … 少々
酒 … 大1 (A)
醤油 … 大3 (A)
みりん … 大3 (A)
砂糖 … 大1.5 (A)
材料 紅白なます
大根千切り … 150g
人参千切り … 30g
塩 … 各少々
ミカン … 1個(ゆずでも代用可)
酢 … 大1 (B)
砂糖 … 大1 (B)
塩 … 小1/3 (B)
ミカンの汁 … 大1 (B)

ぶり照り

  1. ぶり全体に軽く塩をして約10分ほど待つ
  2. 待ちながら、調味料Aをフライパンに入れる
  3. ぶりの水気をふき、ラップをかけ、両面を1分半ずつレンジにかける
  4. フライパンにぶりを入れて、ひと煮立ちさせる
  5. ぶりを取り出し、タレを煮詰め、とろりとさせる
  6. ぶりの上に、タレをかける

紅白なます

  1. 大根、人参を別々のボールに入れ、各塩少々をふり、まぜて10分ほど待つ
  2. 待ちながら、ミカンを半分に切り、中身をとり、しぼり、調味料Bをつくる
  3. 【1】の水気をしぼり、【2】の調味料に漬け込む
  4. ミカンの皮に【3】を盛りつけて、完成

このレシピでは、塩をふって待つ間に調味料を合わせるなど、“ながら作業”を取り入れることで、脳を活性化。2つ以上のことを同時に行う「注意分割機能」も鍛えられます。いつもの料理でも同時に進められる手順はないか、意識してみませんか?

気まぐれ伊達巻き

材料 1本分
はんぺん … 1/2枚
砂糖 … 大2
塩 … 少々
卵 … 2個
水 … 大2
ブロッコリー … 30g
(パプリカ … 60g)
  1. ボールにはんぺんをちぎって入れ、こまかくつぶす
  2. 砂糖・塩・水を入れ、ホイッパーでまぜ、なめらかにする
    ※パプリカの場合は、水は入れない
  3. 卵を1個入れてまぜ、残りの1個もさらに入れてまぜる
  4. 気まぐれに選んだお好きな具材(ブロッコリーを削ったものやパプリカのすりおろしなど)を入れ、まぜる
  5. あらかじめ温めた卵焼き器に油を少々入れ、【4】を流し入れ、アルミホイルでふたをして、中火弱で火を通す
  6. ふたのアルミホイルで熱いうちに巻き、しっかり丸く形を整え、そのまま冷ます

このレシピでは、具材を自由に1つ足し、順序だてて実行することで、脳を活性化。認知能力の低下とともに衰えがちな「計画力」も鍛えられます。日頃の料理でもオリジナルの具材を入れて、あなただけのレシピにしてみませんか?

おはつ二色茶巾

材料 3個分
大豆水煮 … 200g
砂糖 … 大1
抹茶 … 小1
ラディッシュ … 少々
いくら … 少々
  1. 大豆の水煮をボールでよくつぶし、砂糖の2/3をまぜ、2等分にする
  2. 抹茶と残りの砂糖をしっかりまぜる
  3. 【1】の半分に【2】をまぜ、抹茶大豆をつくる
  4. 【1】のもう半分と、【3】の抹茶大豆を、それぞれ3等分する
  5. 大豆+抹茶大豆をあわせてラップでしぼり、3個茶巾をつくる
  6. スライスしたラディッシュといくらを上に飾る

このレシピは、今回のおせちのために新しく考案したものです。初めての料理に取り組むことで脳を活性化し、繰り返し作ることで脳の覚える力「記銘力」も鍛えていきます。日頃の料理でも、初めてのレシピにどんどんトライしてみませんか?

我が家のレシピ

  1. 家族みんなが好きな思い出の一品を作りましょう。
  2. ご家族は、「味・盛り付け・調理時間」を受け継いでみましょう。
  3. 毎年「我が家のレシピ」を残し、得意な料理を忘れてないか、味や盛りつけなどに変化がないか見守りましょう。
  4. その一品にまつわる家族の思い出を、楽しく語り合いましょう。

レシピ開発:浜内千波先生(料理研究家) 監修:羽生春夫先生(東京医科大学 高齢総合医学分野 主任教授)